getenv | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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getenv関数

概要

環境から情報を取得する。

ヘッダ

stdlib.h

形式

char* getenv(const char* s);

引数

s

検索する環境情報の名前。

戻り値

引数s に一致する情報があれば、その情報の文字列表現へのポインタを返す。失敗した場合には、ヌルポインタが返される。

詳細

実行環境が持っている情報を検索して取得する関数である。たとえば、Windows環境であれば、環境変数のことである。

注意

戻り値の型に const は付いていないが、返されたポインタを経由して、文字列を書き換えてはならない。実際、返される文字列は定数(文字列リテラル)である。
有効なポインタが返された場合、そのポインタが指し示す先にある文字列は、次回の getenv関数の呼び出しで書き換わる可能性がある。

使用例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(int argc, char *argv[])
{
    char* str = getenv("PATH");
    if (str == NULL) {
        fputs("環境変数の取得に失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    puts(str);
}

実行結果:

(省略)

関連

system関数は、実行環境のコマンドプロセッサへコマンドを送ることができる。

解説章


参考リンク


更新履歴

’2018/4/20 「NULL」という表記を「ヌルポインタ」に修正。

’2018/4/9 「注意」に、2度目の呼び出しで文字列が書き換わる可能性があることを追記。

’2018/1/22 新規作成。



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