wcscpy | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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wcscpy関数

概要

ワイド文字列をコピーする。

ヘッダ

wchar.h

形式

wchar_t* wcscpy(wchar_t* restrict s1, const wchar_t* restrict s2);

引数

s1

コピー先の配列。

s2

コピー元のワイド文字列。

戻り値

s1 を返す。

詳細

s1 へ s2 の内容を終端文字を含めてコピーする。

注意

s1 が指す配列の大きさが、s2 のワイド文字列の長さに満たないとバッファオーバーフローとなる。この結果は未定義である。
s1 と s2 の領域が部分的に重なり合っているとき、動作は未定義である。

使用例

#include <stdio.h>
#include <wchar.h>

int main(void)
{
    wchar_t s[20];

    wcscpy(s, L"abcde");
    wprintf(L"%s\n", s);
}

実行結果:

abcde

関連

wcsncpy関数は、コピーする文字数を指定できる。
終端文字を無視してコピーを行うために、wmemcpy関数、あるいは wmemmove関数を使える。
マルチバイト文字列をコピーするために、strcpy関数が使える。

解説章

第47章


参考リンク


更新履歴

’2018/4/20 全体的に文章を見直し修正。

’2018/1/22 新規作成。



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