towupper | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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towupper関数

概要

小文字から大文字へ変換する。

ヘッダ

wctype.h

形式

wint_t towupper(wint_t c);

引数

c

対象の文字。

戻り値

引数c を大文字に変換可能であれば、変換した結果を返す。変換できない場合は、引数c をそのまま返す。

詳細

ロケールの LC_CTYPE カテゴリの影響を受ける。ロケールによっては、対応する文字が複数個あり得るかもしれないが、つねにその中の同じ1つを返す。

注意

使用例

#include <locale.h>
#include <stdio.h>
#include <wctype.h>

int main(void)
{
    if (setlocale(LC_CTYPE, "") == NULL) {
        return 1;
    }

    printf("%lc\n", towupper(L'a'));
    printf("%lc\n", towupper(L'A'));
    printf("%lc\n", towupper(L'a'));
    printf("%lc\n", towupper(L'A'));
    printf("%lc\n", towupper(L'!'));
}

実行結果:

A
A
A
A
!

関連

大文字から小文字への変換は、towlower関数で行う。また、大文字かどうかは iswupper関数で判定できる。
なお、マルチバイト文字版は toupper関数である。

解説章


参考リンク


更新履歴

’2018/4/18 ロケールの影響を受けることを追記。
「使用例」を修正。全角のアルファベットを例に追加した。

’2018/1/22 新規作成。



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